サグカレー(ほうれん草カレー)作ってみた!そのお味は??

サグカレー(ほうれん草カレー)作ってみたよ インドカレー

最近、インドカレーづくりの機運が高まっています…!

というのも、田邊俊雅、メヘラ・ハリオム『インドカレーは自分で作れ』(平凡社)を読んだからです。

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そのなかで、緑の色鮮やかなインドカレー・サグカレーを食べてみたいなと思いました!

それで今回の記事では『インドカレーは自分で作れ』の共著者であるメヘラ・ハリオム氏のレシピにのっとってサグカレーをつくり、皆さんにそのお味をお伝えします!

チキンサグ │ インド人シェフのブログ

結論からいうと、そんなに美味しいってわけではなかったんです。

インドカレー好き・スパイス好きの私ですから、味の方向性みたいなものは好みでした。
やっぱりインドカレーをつくって食べるとテンション上がるなあって思いましたヾ(*´∀`*)ノ

しかし、なんか味が薄いのです。

「ザ・ほうれん草牛乳」な感じで、アリではあるもののなんか惜しい…!

そんなわけでお味の感想も最後にちょっと話したりしてます。

「サグ」とは

そもそも「サグ」とはなんのことなのでしょうか?

日本にあるインド料理店においてサグカレーというのはよく目にするメニューです。

これは大抵ほうれん草カレーのことです。

では「サグ」イコール「ほうれん草」でしょうか?

実は、インドでは「サグ」とは「菜の花」のことなのです。

本当はほうれん草がパラクで菜の花がサグ。
どっちがどっち?

じゃあインドで「ほうれん草」のことはなんと呼ぶのかというと、「パラク」だそうです。

なので日本にあるインド料理店の表記は誤りです。

また、ほうれん草カレーはインドにおいてはベジタリアンの食べ物というイメージで、チキンの入ったほうれん草カレーはあまりつくらないようです。

でも日本にあるインド料理店でサグカレー(ほうれん草カレー)というと、たいていお肉が入っています。

このあたりのことはハリオム氏のブログで説明されています。

サグ │ インド人シェフのブログ

ようするに、インドではほうれん草のことサグって言わないしチキンと合わせることもないけど、日本にきたら「郷に入っては郷に従え」で”サグチキンカレー”を提供してますよってことですね!

なんだか前置きがえらく長くなってしまいましたが、さっそくつくりはじめたいと思います( ̄¬ ̄*)

まずほうれん草ペースト作り

最初にほうれん草ペーストをつくります。
以下の具材を入れてどろどろになるまでミキサーにかけます。
青唐辛子は家になかったので無しです。

  • ほうれん草
  • 砂糖
  • 重曹
  • 少量の水

レシピを見てもらったらわかると思うのですが、ほうれん草の量がめっちゃ多いです。

業務スーパーで500g/200円のものが売っていたので、私はそれを買ってきました。700gドサッとミキサーに放り込む!

サグカレー作り

さて、カレーをつくっていきましょう。

以下がその材料です。

サグカレーの材料はこちらです

左上から時計回りに、

  • パウダースパイス(後述)
  • ホールスパイス(後述)
  • 玉ねぎ
  • トマト
  • 生クリーム
  • 鶏肉
  • にんにく
  • しょうが

他にも以下の2つが必要なのですが撮り忘れました。

  • 牛乳

ホールスパイスとパウダースパイス

サグカレーのホールスパイスとパウダースパイス

ホールスパイスは以下のようになっています。

  • フェヌグリーク
  • ベイリーフ

パウダースパイスは以下のようになっています。

  • カスリメティ
  • ガラムマサラ
カスリメティ
カスリメティ

メティというマメ科の植物は、出世魚ならぬ出世スパイス。

  • 種はフェヌグリーク
  • 発芽して成長した葉っぱはメティリーフ
  • その葉っぱを乾燥させたものがカスリメティ

粉で緑のやつがカスリメティですが、強烈な匂いです。
こういう薬風呂ありそう! な感じ。

フェヌグリークはあんまり匂いがしないですね。
でも2、3粒食べてみると噛みつぶしたときにフワッと苦い味がでてきてすぐに消えました。

ベイリーフ・ローリエはどちらも月桂樹の葉というウワサですが、正確なところはよくわかりませんでした…。

ハリオム氏のブログ記事「ベイリーフ │ インド人シェフのブログ」では葉脈の走り方が「普通の葉っぱ」なのがローリエ、縦なのがベイリーフとのことです。

私が買ったS&Bのベイリーフは葉脈の走り方が「普通の葉っぱ」でしたが、ぱちもんだったのでしょうか?

サグカレーの調理手順!

サグカレー料理の工程1

最初にホールスパイスとにんにくを炒めて香りを出します。
にんにくを焦がさないように注意。

サグカレー料理の工程2

玉ねぎを投入。

サグカレー料理の工程3

玉ねぎは飴色にはせず色が透き通ってきたタイミングで肉・ほうれん草ペースト・塩を入れます。

下の記事で飴色にまでしなくとも美味しくできますよっと書かれているので、それに則ってみました。

玉ねぎは茶色になるまで炒めないとダメなのか? | WirelessWire News

サグカレー料理の工程4

トマトとしょうが投入。トマトの形がなくなるまで煮込む。

サグカレー料理の工程5

最後に火を止めて牛乳、生クリーム、パウダースパイス(カスリメティとガラムマサラ)を投入。

サグカレー完成の図!

完成ー!!

サグカレーのお味

食べてみた感想は「美味しいけどなんか惜しい」でした。
パンチが足りてません。

どろどろになったほうれん草が優しい味をだしている上に、牛乳と生クリームの量が多く、まるで離乳食です。

辛さがなさすぎる上に味が薄くカレーらしくないです。

逆にいうと子どもでもぱくぱく食べられる味なのですけどね。

次につくるときは牛乳と生クリームを減らして、ガラムマサラと塩を増やしてみます。

カッテージチーズを入れて「サグパニール」にしてもいいかも。

それからしょうがなのですが、粗目のみじん切りにしたせいで食べていると時折、口の中で激しく主張してきます。

おっす! おらしょうが!

みたいな……。
次はすりおろしにしよう。

とはいえやっぱり不思議な香りただよう「インドカレー!」なお味がして、私的にはかなり好みの食べものでした。

翌日のお弁当にも入れたのですが、美味しく食べることができました(っ´∀`c)

そんなわけで、またリベンジしてみたいです!

おしまい。

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