石川洋平・清水建次・堀内良太『Illustratorよくばり入門 CC対応』(インプレス社)を読みました!
ざっくり感想
この本はイラレの初心者向け解説書です。
日頃からイラレに慣れ親しんでいる人には簡単すぎるかもしれません。
私はイラレのこういった入門書を読むのが初めてだったので、タメになりました。
目次はこんな感じ。
CHAPTER1 Illustratorを始めよう
Illustrator よくばり入門 CC対応(できるよくばり入門) – インプレスブックス
CHAPTER2 Illustratorの基本操作を覚える
CHAPTER3 いろいろな図形を描く
CHAPTER4 色やパターン、グラデーションを使いこなす
CHAPTER5 線でシンプルなイラストを描く
CHAPTER6 オブジェクトの操作とレイヤーの仕組みを覚える
CHAPTER7 文字を活用したグラフィックを作る
CHAPTER8 画像を配置して編集する
CHAPTER9 印刷のための基本設定を知る
CHAPTER10 プロに学ぶ!ワンランク上のグラフィックデザイン
MORE ステップアップに役立つ知識
最初は「ファイルを保存してみよう」「線を書いてみよう」レベルから始まります。
知っている人や少しでもイラレで何か作ったことのある人にとっては退屈かも。
後半に進んでいくと「文字タッチツールを使ってみよう」「アピアランス機能で文字に輪郭線をいくつか追加しよう」「印刷用データを作ろう」などの話が出てきます。
アピアランスパネルを初めて意識した私は、最初パネルの操作方法がわからず躓きました。
でも、最終的に思った通りの効果が文字にたいして追加できたときは達成感を感じました!
そして、「特色」なるものを人生で初めて知りました。
そう、今まで知らなかったのです。まがりなりにもデザインにかかわるお仕事をしているのに…。
色というのはCMYKだけではないんだ。インクを作っている会社の特別なカラーがあるんだ。
それは当たり前のことではありますが自分にとって大きな発見でした。
DIC株式会社、Pantone社、TOYOなどの会社で作られているインクを、自分のデザインで使える、イラレで設定することもできるというのは初めて知ったのです。
作者の紹介&最後に
3人の著者は、ブログ「DESIGN TREKKER」を運営していたり、そこに寄稿していたり、運営者の会社・株式会社スケッチでアートディレクターをしていたりします。
ブログ「DESIGN TREKKER」には名刺の作り方などでお世話になりました。
ブログ記事たちから察する通りに、とてもわかりやすい書籍にまとまっていました。
本当にどうでもいいのですがブログ「DESIGN TREKKER」上部にこんな文言が書かれていますよね。
“9人の現役デザイナーによる現役デザイナーのためのウェブメディア”
これを見て昔の私は「1人の人間がアイコンとペンネームを変えて、ひとり9役で執筆しているのかな」と思っていました。
というわけでデザイン初心者にとってはきっと勉強になる本だと思います。
私的にはサンプルデータや解説に至れり尽くせり感がありまくりでした。ほぼ出来上がってるやん、みたいなところから書籍に言われるがまま手を動かしていく感じです。もう少し手応えが欲しいと思ってしまいました。
この本で得た基礎知識をもとに、次はもう少し骨の折れそうな解説書を読みたいと思います…!
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