SEO的に正しいページネーションとは?rel prevは廃止されました

SEO対策

ウェブサイトにおける「ページネーション」とは何かご存じですか?

製品一覧ページや、ブログページなど表示するリスト数が多い場合、1ページ目、2ページ目とページを分割しがちです。
これを「ページネーション」(ページング)と呼びます。

ページネーション採用時は、Googleからページの価値を正しく認識してもらうために(つまりSEOのために)以下の3項目に気をつけます。

  • URLの名付け方
  • ページャーの設置
  • title/descriptionのユニーク化

また、昔は下の項目にも気をつけねばなりませんでしたが、今は廃止されています。

  • rel=”prev”とrel=”next”の設置

これらあわせて4つの項目について話していきます!

ページネーション採用時のURLの名付け方

URLは下記のいずれかの方法で管理できますが、➀の「全ページが同じURL」はNGです。
➁「パラメータで管理する」または➂「URL階層で管理する」を採用しましょう。

全ページが同じURLのページネーション

上はNGです。
当然ですが、1ページ目、2ページ目、3ページ目のコンテンツはそれぞれ違うはずです。
上の➀は異なるコンテンツなのに同じURLで表示されてしまっています。
これは「1URL1コンテンツの原則」に反しています。

1URL1コンテンツの原則については下の記事も参考になります:
SEOコンテンツは1記事1キーワードを意識する | TCD

下の②または③で管理しましょう。

パラメータでURLを管理するページネーション
ページネーションのURLを階層で管理する

ページャーの設置

ユーザーがサイト内を回遊しやすいように、いいかんじのページャーを設置しましょう。

下のブログでは

  • 表示するページ数は5つまでがおすすめ
  • サイト下部に設置する
  • 必ず「最後」に飛べるようにする

の3つを気をつけるようにとあります↓知らんけど(えええ)。

ページネーションとは?効果的な作り方や実装方法・SEO効果を解説! | WEB集客ラボ by GMO

あと、下に貼ったキーワードファインダーさんのブログでは

  • 現在ページの数字はリンクなしにする
  • スマホユーザーが指で押すことを考えて、リンクとリンクの間をあける

こともポイントだと言われています↓

ページネーションとは?ページ分割する理由と正しい設置方法について

「前へ」と「次へ」しかないようなものではなくて、ちゃんと数字が並んでるページネーションの方がユーザーも回遊しやすいし、検索エンジンにも評価されやすいってことなんでしょうか。

理想のページネーションって、こんなかんじ…?↓

理想のページネーション?

ページネーション採用時もtitle/descriptionをユニーク化する

1ページ目、2ページ目、…でtitle/descriptionがまったく同じであると、Googleに重複コンテンツとみなされるかもしれません。
なのでページごとに異なるtitle/descriptionを記述しましょう。

といっても、無理にまったく違うものを記述するまではしなくてもよいらしく、下のように何ページ目かを書き足しておくだけでよいそうです。
下の例は、食べログで名古屋駅の喫茶店を調べた際のものです。(2022年6月11日現在)

1ページ目
title: 名古屋駅でおすすめの美味しい喫茶店をご紹介! | 食べログ
description: 日本最大級のグルメサイト「食べログ」では、名古屋駅で人気の喫茶店のお店 56件を掲載中。実際にお店で食事をしたユーザーの口コミ、写真、評価など食べログにしかない情報が満載。ランチでもディナーでも、失敗しないみんながおすすめするお店が見つかり、簡単にネット予約できます。

2ページ目
title: 名古屋駅でおすすめの美味しい喫茶店をご紹介! (2ページ目) | 食べログ
description: 日本最大級のグルメサイト「食べログ」では、名古屋駅で人気の喫茶店のお店 56件を掲載中(2ページ目)。実際にお店で食事をしたユーザーの口コミ、写真、評価など食べログにしかない情報が満載。ランチでもディナーでも、失敗しないみんながおすすめするお店が見つかり、簡単にネット予約できます。

ちゃんと(2ページ目)とか書いてありますね。

rel=”prev”とrel=”next”は廃止された

かつて、ページの前後関係をGoogleに知らせるタグrel=”prev”とrel=”next”が有効であったのですが、すでに廃止されています。
2019年3月21日にGoogle検索セントラル公式Twitterアカウントで正式に廃止の決定がアナウンスされています↓

実際はそれよりも数年前に廃止されていたが、Googleスタッフ内で連携がとれておらず気づくのが遅れたとのこと。
下のツイートはGoogleのWebマスタートレンドアナリティクスとして著名なジョン・ミューラー氏によるものです。

何年か前から廃止してたのに最近やっと気づいて、ドキュメントから削除しなきゃなあと思ったよ☆ と書いてあります(多分)。

Google検索エンジンでは廃止されたrel=”prev”とrel=”next”ですが、Bingではサポート継続しているようです。
検索エンジンにおけるBingのシェアは少ないですが、まあ設置していたからといってマイナスにはならないので、すでにrel=”prev”とrel=”next”を設置していた人はそのままにしておくといいでしょう。

ページネーションまとめ

最後にまとめます!
ページネーション採用時には以下の3つに気をつける必要があることが分かりました。

  • URLの名付け方
  • いい感じのページャー設置
  • title/descriptionのユニーク化

そんなに難しい話ではなくて、上記3つを満たしつつユーザーが見やすいだろうなと思えるページ作りができていたらOKなのかなあ?
私個人的にはそんな風に捉えています。

それではお話を終わります、ここまで読んでくださってありがとうございました!

↓こちらの連載記事もよろしくね!

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